1月25日土曜日、たいらかにて
『運動嫌いはなぜ起こるのか? ~療育現場から見る原因と対応~』
と題したセミナーを開催しました。
内容は、発達障がい児の「運動嫌い」を
理解するためのポイント解説に始まり、
事例を紹介しながらの原因・対応法、
また実際に体を動かしながら、
かんたんにできるトレーニングの紹介と、
盛りだくさんな80分間でした。
一口に「運動嫌い」と言っても、
苦手なポイントは一人一人それぞれ違います。
「体力や筋力がない」「体のイメージ、各部の協調が弱い」
「見る力、認知能力が弱い」
「音や触覚、匂い、バランス感覚など感覚面の問題」
「コミュニケーション、人との接触が苦手」
「注意のコントロールができない」など、
さまざまな要因が関係しています。
これは、運動の問題に限らず、
発達障がいのある子ども達、一人一人の個性、
癖やこだわりを見ていく上で共通する視点ですね。
こうした視点をもちながら
運動遊びの相手をしていくだけでも、
ずいぶん子どもの抱える困難についての
理解も深まるのでは、とも思える内容でした。
事例紹介の中では、
運動会や体育の時間、スポーツ教室、水泳、球技など
いろいろな場面、状況の中に思わぬつまずきの要因が
潜んでいること。
トレーニング紹介の中では、
家の中など身近な場所で、特別な道具もいらずにできる
トレーニングのいろいろなアイデアを実技体験。
1分くらいずつでも、楽しくできて効果があることを
参加された保護者や指導者の皆さんも
体感されたようでした。
今後も同様のセミナーを企画していきたいと思います。
(出張セミナーも可能です。)
また、提携療育機関の「マインEラボ・スペース」では、
個別のご相談、指導にもお応えしておりますので、
お気軽にお問い合せください。